カルシウムの摂り過ぎについて
カルシウムサプリメントの摂り過ぎで起こる弊害とは
カルシウム不足の現状
厚生労働省が平成25年に発表した日本人の食事摂取基準ではカルシウムの1日の摂取推奨量は600mg~1000mgですが、平成30年国民健康栄養調査では、カルシウムの1日の平均摂取量は、男性514mg 女性497mg 20歳代の女性では384mgとカルシウム摂取が非常に少ないことがわかります。このような状況の中、高齢化が進む現代、カルシウム不足に起因する骨粗しょう症などの予防、改善に積極的なカルシウム摂取が推奨されています。
カルシウムサプリメントの取り過ぎに注意という声も
このような現状を踏まえ、いろいろなカルシウムサプリメントが市販されていますが、摂り過ぎに気をつけた方が良いという声も多く聞きます。カルシウムサプリメントの摂り過ぎで起こる弊害としてよく言われるのが、摂ったカルシウムが色々なところに沈着を起こし、結石・動脈硬化(心疾患・脳血管障害など原因)・骨の変形・軟組織の硬化などを起こすことです。骨粗しょう症などの予防、改善のために、カルシウムをカルシウムサプリで補給しようとしてもこのようなことがあっては困ります。
沈着を起こすカルシウムとは
骨から溶け出したカルシウム
カルシウムは体の中で骨を造るほかに細胞の外と中を出入りして筋肉を動かしたり、情報伝達をしたり生命維持のために大切な働きをしていますので、カルシウムの摂取が不足するとそれを補うためにカルシウムがたくさんあり、カルシウムの貯蔵庫でもある骨からカルシウムを取り出して使います。しかし、必要以上にカルシウムが骨から溶け出してしまい、カルシウムの摂取が足らないにもかかわらず体の中では過剰になってしまいます。
さらに、食べ物から摂るカルシウムは胃で消化されプラスイオン化し小腸から吸収されますが、骨から溶け出したカルシウムは食品から摂るカルシウムと比べ、このプラスイオン化が強いため長い間カルシウム不足が続くと、いろいろなマイナス部位(乳酸などが分解されずストレスのあるところなど)に沈着、石灰化を生じ、結石、動脈硬化、骨の変形による神経圧迫などを起こすのです。一方、骨はカルシウムが溶け出してしまうため、弱り骨粗しょう症になりやすくなります。
イオン化カルシウム
カルシウム不足を補うためのカルシウムサプリメントはたくさんありますが、カルシウムは吸収があまりよくない栄養素のため、吸収を高める加工をしているものもあります。イオン化カルシウムと言われているもので、体に入る前にイオン化しているので、消化、吸収が良くなるのです。しかし、吸収されたのちイオン化が強いために血中カルシウム濃度が正常値(8.4~10.4mg/ml)より高くなったり、いろいろなところに沈着石灰化を起こしたりするのではないかと問題になっています。
カルシウム不足のために骨から溶け出したカルシウムと同じ様な弊害が起きることが懸念されるのです。
沈着を起こさないカルシウムとは
食べ物から摂るカルシウム
自然の中で育つ食べ物から摂るカルシウムは胃に入って胃酸で溶けプラスイオン化しますが、骨から溶け出したカルシウムやイオン化カルシウムとは違い、イオン化が弱いので沈着を起こすことなく、細胞などで働き骨の栄養として使われ必要がなければ排泄され沈着、石灰化を起こすことはありません。
風化貝カルシウム
北海道八雲町で採掘される風化貝化石を原料にした風化貝カルシウムは、体の中で小松菜やひじきと言った自然の食品と同じように作用して、骨を元気にし、細胞・血管などに過剰に入り込んで沈着や石灰化、結石化などを起こしませんし、必要がなければ排泄されます。さらに、リン酸(カルシウムを排泄させてしまう)の含有率が低く効率よくカルシウムを摂ることができます。
実際に私は、約20年に渡りタスカル風化貝カルシウムを4000~6000mg/日摂っていますが、心臓の冠動脈CT検査(高速CT検査)で動脈硬化の検査をしたところ問題ありませんでしたし、骨の変形、軟骨組織の硬化、結石などを起こしたこともありません。
また、私だけでなく、これまで多くの方々にタスカル風化貝カルシウムを摂って頂いていますが、沈着や硬化などを起こした例はありませんし、骨粗しょう症などが改善した例が多くあります。
以上のように一口にカルシウムと言ってもイオン化の強弱で、沈着・石灰化を起こす「悪玉カルシウム」と骨を元気にし、沈着・石灰化を起こさない「善玉カルシウム」があるのです。
カルシウム不足を解消するには
まず食生活で積極的にカルシウムを摂りましょう
厚生労働省が平成25年に発表した日本人の食事摂取基準ではカルシウムの1日の摂取推奨量は600mg~1000mgですが、平成30年国民健康栄養調査では、カルシウムの1日の平均摂取量は、男性514mg 女性497mg 20歳代の女性では384mgとカルシウム摂取が非常に少ないことがわかります。ですから、カルシウム不足を解消するにはまずカルシウムを多く含む自然の食品を普段の食生活で積極的に摂ることを心がけましょう。
リンの取り過ぎに注意
インスタント食品・加工食品・スナック類など便利で簡単においしく食べることのできる食品は、リンを多く含みますが、取り過ぎるとカルシウムの排出させてしまいますので、取り過ぎに注意しましょう。
風化貝カルシウムで効率よく善玉カルシウムを摂ることをお勧めします
しかし、現代の食生活では、なかなか十分に摂れないのがカルシウムです。そこで、食品から摂るカルシウムと同様に、沈着を起こさず安心して効率よくカルシウム摂取ができるタスカル風化貝カルシウムをお勧めします。私どもでは、約30年に渡りタスカル風化貝カルシウムを取り扱い、整形外科医 医学博士の福島賢人先生のタスカル風化貝カルシウム摂取によるレントゲン臨床観察で、その有効性を認めて頂いています。
風化貝カルシウムの摂り方
風化貝カルシウムを摂ることをお勧めしましたが、ではどのように摂ればよいのか?
これは、年齢、お体・骨の状態、消化力、運動量、生活習慣などによってお一人お一人違います。弊社からタスカル風化貝カルシウム製品をご購入頂いた方には、ご希望があれば、年齢、お体の状態・お困りごとなどをお聞きした上で、今までの多くの方と接して得た経験を活かし、タスカル風化貝カルシウムの摂り方を専門の相談員がアドバイスしています。また、お摂りになってからのご相談やご質問にも、その都度対応しています。風化貝カルシウム商品一覧
(風化貝カルシウムを原料としたカルシウムサプリメントは数々あり、風化貝カルシウムの配合率や風化貝カルシウム以外にどのような成分を配合しているかなどによって摂る量や摂り方が違いますので、弊社からタスカル風化貝カルシウムご購入頂いた方以外は対応できません)
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MESSAGEゲンサイ代表の原田です
100歳時代を迎えようとしている今、健康寿命と平均寿命の差が問題になっています。誰もが晩年の約10年を人のお世話になる可能性が高いのです。私どもでは、30年に渡る風化カルシウム取り扱いの経験を活かし、皆様の健康で価値ある人生を応援するととともに、健康保険にできるだけ頼らない健全な社会づくりに貢献したいと願っています。
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