風化貝化石 カミオニシキ貝について

風化貝カルシウムの原料 風化貝化石とは
風化貝カルシウムの原料は、北海道八雲町付近にある黒松内断層から産出される約1500万年~2500万年前に生息していた二枚貝の「カミオニシキ貝」が長い時をかけて風化(温度・大気・水などの作用により破壊される作用)した風化貝化石です。この地域は1500万年~2000万年前は浅い海であったことが推定され、貝の生育に適していたらしく、たくさんの貝殻が堆積し地層となっています。このカミオニシキ貝の風化貝化石は、北海道工業試験場・札幌通商産業局・肥飼糧検定協会などの分析で、炭酸カルシウムの含有率が95~97%という高純度の炭酸カルシウムであることが判っています。
炭酸カルシウムの結晶について
炭酸カルシウムは、結晶の仕方で「方解石」炭酸カルシウム(カルサイト)と「あられ石」炭酸カルシウム(アラゴナイト)に分かれます。この2つの炭酸カルシウムは、同じ化学成分でありながら性質が異なります。これは、炭素でできている石炭とダイヤモンドが、結晶の仕方で性質が異なると同様です。
天然のダイヤモンドは、地球の地下120キロを超える深さのところで、900〜1300°Cの高熱と45キロバール(地上の45000倍の圧力)の高圧、そして数百万年から数十億年という長い時の流れを経て炭素の結晶が変化してできますが、同じ炭素からできている石炭とは性質が全く異なりますね。このように炭酸カルシウムも結晶の仕方で性質が異なります。
その違いは…
①溶解度
水に溶ける割合(溶解度)を比べるとあられ石炭酸カルシウム(アラゴナイト)は方解石炭酸カルシウム(カルサイト)に比べ約6倍水に溶けやすい性質を持っています。
②酸化した時の状態
食用として摂る場合、食べ物はまず胃の胃酸で消化されますが、方解石炭酸カルシウム(カルサイト)の場合酸化すると固くなる性質があるのに対し、あられ石炭酸カルシウム(アラゴナイト)の場合は、逆に微細化する性質を持っているため、方解石炭酸カルシウムに比べ吸収率が良くなります。
つまり、人体にとって栄養として摂った場合あられ石炭酸カルシウム(アラゴナイト)の方が、効率よくカルシウムを摂ることができるのです。
あられ石炭酸カルシウム(アラゴナイト)の欠点
しかし、あられ石炭酸カルシウム(アラゴナイト)は600℃以上の熱を加えると方解石炭酸カルシウム(カルサイト)に変化してしまうので、高熱処理をすると有効性が低くなってしまいます。二枚貝は加工しない状態ですとあられ石結晶ですが、食用にする場合、通常貝に含まれる生体成分(タンパク質など)除去や殺菌のために高温で焼成するため、方解石結晶になっています。
風化貝カルシウムは理想的なカルシウム補給食品
長い年月を経過して風化化石化した風化貝の場合、貝に含まれていた生体成分は時の流れとともに自然に除去されており、高温を加えずにあられ石結晶の状態で食用として加工することができます。つまり、カルシウムの補給を効率よくできるのです。
食用として有用なカルシウムの条件
カルシウムは体の中で骨を造るだけでなく、細胞を動かすメッセンジャーとして働くなどいろいろな健康を保つ大切な働きをしていますが、健康な体の中では、骨:血液:細胞に1億:1万:1という比率で存在していて、このカルシウムバランスが保たれていて初めて健康を保つことができるのです。
カルシウム補給のためにカルシウムサプリメントから摂る場合、このカルシウムバランスを崩してしまったり、沈着石灰化などを起こすものでは困ります。食用として有用なカルシウムは、普段の食生活で摂る野菜や小魚、海藻などに含まれるカルシウムと同様の働きをするものを摂る必要があります。その条件とは、
①血液中のカルシウム濃度を変動させない、カルシウムバランスを乱さない
②骨量を増やす
③消化吸収しやすい
④自然の食べ物である
⑤常用しても石灰化などを起こさない
風化貝カルシウムは、このような条件を満たすカルシウムです。
風化貝は古代ソマチットを含んでいる
以上のように、風化貝カルシウムは人体にとって理想的なカルシウム補給材料ですが、さらに注目されているのが、古代ソマチットを含んでいるという点です。ソマチットについてはいろいろな見解がありますが、人体の恒常性維持を活性化する微小生命体と言われ、細胞の活性化や免疫力高める作用があると言われています。風化貝カルシウムは不足しやすいカルシウム補給とともに健康増進のためにさらに良い材料と言えるでしょう。
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MESSAGEゲンサイ代表の原田です

100歳時代を迎えようとしている今、健康寿命と平均寿命の差が問題になっています。誰もが晩年の約10年を人のお世話になる可能性が高いのです。私どもでは、30年に渡る風化カルシウム取り扱いの経験を活かし、皆様の健康で価値ある人生を応援するととともに、健康保険にできるだけ頼らない健全な社会づくりに貢献したいと願っています。
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