ヘバーデン結節とカルシウム
どんな疾患?
「へバーデン結節」は指の第1関節の部分がコブのように腫れ変形し、針を刺したような痛みを伴い、女性に起こることが多い疾患です。
カルシウム不足が関係している
指の使い過ぎでなりやすい傾向がありますが、それに加えて、カルシウム不足によって骨から溶け出したカルシウムが指関節に徐々に沈着・石灰化し、関節の変形が起こり神経を刺激することが原因であると言われています。カルシウムはほかの栄養素と同様に食品から摂りますが、体内のカルシウムが不足すると生命維持のために骨からカルシウムが過剰に溶け出し、細胞内に必要以上に存在するようになり、指の関節に沈着を起こすのです。(カルシウムパラドックス現象)
食生活を見直しましょう
人間の体は食べ物で造られています。カルシウム不足が大きな原因の一つですから、まずカルシウムを多く含む食品の摂取を心がけることが大切です。同時に、吸収を高めるビタミンDを多く含む魚類、キノコ類も摂るようにしましょう。また、体内のカルシウムを排出する作用のあるリン酸を多く含む加工食品やインスタント食品、スナック菓子などの取り過ぎにも注意が必要です。また、へバーデン結節は、女性の特に閉経後の方に多い疾患ですので、女性ホルモンの関係があると言われています。女性ホルモンはカルシウムを骨に届ける作用がありますので、女性ホルモンに似た作用のあるイソフラボンを多く含む大豆食品などを積極的に摂るようにしましょう。
カルシウムにも善玉と悪玉が
この骨から溶け出したカルシウムは沈着を起こすのに対し、小松菜などの黄緑色野菜やひじきなどの海藻類・小魚などはカルシウム含有量の多い食品ですが、沈着を起こしません。カルシウムにも色々な部位に沈着を起こす悪玉カルシウムと沈着を起こさず骨や関節を健康に保つ善玉カルシウムがあるのです。
カルシウムは体の中でプラスイオン化していろいろな働きをしますが、骨から溶け出したカルシウムはこのイオン化が強く、マイナス部位(乳酸などが溜まっているなどストレスのかかった部位)に沈着を起こすのです。反面吸収はいいのが特長なので、吸収を高めるために人工的にイオン化させたカルシウム補給食品もあります。しかし吸収が良くても体に入った後、沈着を起こすようでは困ります。
風化貝カルシウムは善玉カルシウムです
厚生労働省の栄養調査で日本人が唯一足らない栄養素がカルシウムです。カルシウム不足を解消するには、カルシウムを多く含んだ食品の摂取を心がけることなどが大切ですが、現在の日本人の食生活では、十分に摂ることは難しい状況です。そこでお勧めしたいのが、北海道八雲産の風化貝カルシウムを原料にしたタスカル風化カルシウムです。風化貝カルシウムは、食品に含まれるカルシウムと同様に沈着を起こさない良質のカルシウムです。風化貝カルシウム タスカル風化カルシウムとは
カルシウムの吸収を高める飲み物―お酢
カルシウムの摂取を心がけることは大切な事ですが、吸収しづらい栄養素ですので吸収をよくすることも心がける必要があります。そこで、お勧めするのは、お酢と一緒に摂ることです。カルシウムはアルカリ性で、水では溶けづらく酸で良く溶けます。体に入ったカルシウムは胃酸で溶け、小腸で吸収されますが、胃や小腸の働きが弱いと吸収率が悪くなります。
お酢はご存知のように酸性ですので、カルシウムを溶かし吸収を高めるのです。特に胃酸が少ない方や胃の弱い方には大変効果的です。
柿酢と一緒に摂る
風化貝カルシウムを摂る場合でも、酢水で摂ると吸収を高めます。私どもでは天然醸造の「柿酢」をお勧めしています。
柿には、抗酸化力の強いビタミンCはみかんの約2倍、ポリフェノールはぶどうの約5倍含まれています。さらに、カリウムが米酢の約10倍、黒酢の約3倍含まれています。カリウムは、体内の余分な塩分を排出し、血圧の改善や疲労回復、脂肪の分解を促進し、血液をサラサラにする効果があります。柿酢は、これらの多様な栄養成分により、カルシウムの吸収を高めるほかいろいろな健康効果が期待できます。
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MESSAGEゲンサイ代表の原田です
100歳時代を迎えようとしている今、健康寿命と平均寿命の差が問題になっています。誰もが晩年の約10年を人のお世話になる可能性が高いのです。私どもでは、30年に渡る風化カルシウム取り扱いの経験を活かし、皆様の健康で価値ある人生を応援するととともに、健康保険にできるだけ頼らない健全な社会づくりに貢献したいと願っています。
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