カルシウムパラドックスについて
カルシウムパラドックスとは?
普段の食生活でカルシウムが不足すると、骨が弱って骨粗鬆症…このことは多くの方がご存知と思いますが、実はこれ以外にも体の中では大変なことが起きるのです。
カルシウムが不足すると骨が溶け出し、カルシウムパラドックスを引き起こす

カルシウムは、一例を挙げると心臓を動かす心筋をはじめあらゆる筋肉細胞に出たり入ったりしての収縮・弛緩のスイッチの役目をしているなど生命維持に大切な栄養素。このカルシウムが極端に不足すると、心臓の鼓動が止まってしまうなど生命にかかわってきますから不足を補おうと自分の骨を溶かし、過剰に体内に出てきます。困ったことにこの骨から溶け出したカルシウムは沈着・石灰化しやすい「悪玉カルシウム」!
例えば血管に沈着、石灰化すれば動脈硬化を引き起こし、脳梗塞・心筋梗塞などの血管障害の原因になります。この現象をカルシウムパラドックス現象と言います。
ここでは、カルシウムパラドックス現象についてご説明します。