手根管症候群とカルシウム

手根管症候群とカルシウム
手根管症候群とは
手根管は、手のひらの手首にある骨と靭帯に囲まれた神経の通り道で、正中神経という神経が通っています。
この神経の通り道が何らかの原因で狭くなり、手指を動かすための神経である正中神経を圧迫するとしびれや痛みなどを起こします。(主に人差し指、中指、薬指の中指側)このような症状を手根管症候群と言います。女性に多く、特に妊娠~出産期や更年期などに多く発症します。そのほか仕事やスポーツで手や指を酷使する方や腎疾患、リウマチ、妊娠中、甲状腺機能低下症などの方にも多く発症します。
カルシウムとの関係
神経の通り道である手根管が狭くなるということから、カルシウム不足が大きな要因の一つであることが考えられます。
日々摂るカルシウムが不足するとカルシウムは生命維持に大切な役目をしているので、カルシウムのたくさんある骨からカルシウムを溶かし出して使いますが、(カルシウムパラドックス現象)この骨から溶け出したカルシウムは、自然の食品から摂るカルシウムとは性質が違い、イオン化が強くいろいろなところに沈着を起こす悪玉カルシウムなのです。
カルシウムは、酸と結合して化合物として存在しています。例えば貝のカルシウムは炭酸カルシウム、骨のカルシウムはリン酸カルシウム、果物のカルシウムはクエン酸カルシウムというようにです。カルシウムはアルカリ性で食べると胃の酸で分解され、カルシウムは弱イオン化してCa+になります。この状態で腸から吸収され、栄養として使われます。この状態では、沈着を起こすことはありません。しかし、骨から溶け出したカルシウムはこのイオン化が強く、ストレスのある部位(疲労物質の乳酸などが多い部位など)に沈着するのです。ですから骨から溶け出したカルシウムは、悪玉カルシウムと言えます。
この溶け出したカルシウムが手根管に沈着し、石灰化を引き起こします。そうすると手根管が狭くなり神経を圧迫するのです。この石灰沈着は、手根管だけでなく体のいろいろな部位に起きることがあり、背骨の中を通る神経の通り道である脊柱管に石灰沈着を起こせば脊柱管が狭くなる脊柱管狭窄症、血管に石灰沈着を起こせば動脈硬化を引き起こします。
このようにカルシウム不足による石灰沈着が大きく関係しています。もちろんカルシウム不足だけが要因ではありませんが、大きな要因の一つになります。
カルシウム摂取を心がけましょう
ですから不足しがちなカルシウム摂取を心がけ、カルシウムを多く含む小松菜などの黄緑色野菜、ひじきなどの海藻類、ちりめんじゃこなどの小魚類を積極的に摂ることが大切です。しかし、カルシウムは、厚生労働省の栄養調査でも摂取推奨量を満たしていない栄養素で、意識して摂るようにしても現代の食生活ではなかなか摂れないのがカルシウムです。
風化貝カルシウムは善玉カルシウム
そこで、多くのカルシウム補給サプリメントが販売されていますが、カルシウムは吸収しづらい栄養素のため、吸収を高めるために人工的にイオン化を強くしているカルシウムもありますので、注意が必要です 善玉カルシウム・悪玉カルシウム
北海道八雲町で採掘される風化貝化石を原料にした風化貝カルシウムは、効率よく良質なカルシウムを摂ることができるカルシウム補給食品として注目されています。 風化貝カルシウム商品案内
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