すべり症とカルシウム
すべり症とは
背骨の1つ1つの骨(椎骨)は、椎間板、靭帯、椎間関節(上関節突起と下関節突起が組み合わさっている)によってつながって、緩やかなカーブを描き体を支えていますが、すべり症は、なんらかの原因で椎骨のいずれかの骨が下の背骨より前方にすべり、脊柱管を通る神経や血管を圧迫することにより、痛みやしびれを起こす疾患です。
腰椎すべり症の種類と原因
腰椎すべり症には起こる原因によって、疲労骨折が原因で起こる「分離すべり症」と骨や椎間板が弱って起こる「変性すべり症」の2つがあります。
分離すべり症
分離すべり症は、椎骨の後方にある椎弓の「上関節突起」と「下関節突起」の間が、骨折して分離することが原因で起こるものです。骨折分離してしまう主な原因は、成長期にスポーツなどで長期に渡り負荷がかかり疲労骨折を起こしたものと考えられています。そして、年を重ね骨、筋肉、靭帯、椎間板などが老化して弱り、すべり症を起こします。
変性すべり症
椎骨は、椎骨の後方にある「上関節突起」と「下関節突起」がしっかり組み合い椎骨を支えていますが、この「上関節突起」と「下関節突起」が加齢とともに、痩せたり変形して組み合わせが弱ってしまうことが原因で起こる場合と「椎間板」が柔軟性を失って固く変性することが原因で起こる場合があります。これらを変性すべり症と言います。(このほか、先天的に骨の形成不全が原因で起こる先天性すべり症もありますが、ごくまれです)
すべり症の治療
治療には、コルセットをつけ動きを制限し安静を図る保存療法、患部を温め血行を良くし痛みを軽減する温熱療法、鎮痛剤などを投与する薬物療法、症状が強い場合はチタンやセラミックで骨を固定する手術療法、骨のすべりを矯正する整体療法などがあります。
カルシウムやたんぱく質をしっかり摂ることも大切
このような療法は、痛みやしびれをとるためには大切な方法ですが、同時に弱った骨をしっかりとした骨にする必要があります。骨を造っているのは、主にカルシウムとタンパク質ですので、これらの栄養素を多く含む食品を積極的に摂ることを心がけましょう。
しかしカルシウムは厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、日本人は長年渡って推奨量を摂れていません。なかなか摂ることができない栄養素なのです。ましてや骨が弱っている人は、より多く摂取する必要がありますので効率的に摂ることができるカルシウム補助食品の摂取をお勧めします。
カルシウムに善玉カルシウムと悪玉カルシウムがある?
カルシウムが不足すると、カルシウムの貯蔵庫である骨からカルシウムが溶け出し骨が弱ると共に血管や細胞などに沈着し、弊害を起こします。(カルシウムパラドックス現象)ですから骨から溶け出たカルシウムは、「悪玉カルシウム」と言えます。
一方、食品に含まれるカルシウムは沈着せずに、細胞で働き骨を元気にします。食物から摂るカルシウムは「善玉カルシウム」と言えます。このようにカルシウムには「悪玉」「善玉」があるのです。善玉カルシウム・悪玉カルシウム
悪玉カルシウムとは ―骨・血管・細胞に沈着してしまうカルシウム
骨から溶け出した「悪玉カルシウム」は、なぜ沈着を起こすのでしょう?カルシウムは、プラスイオン化した状態で色々な働きをしていますが、骨から溶け出したカルシウムはイオン化が強く、その作用が過敏で、マイナス(酸化)が強い部位に沈着を起こしやすいのです。反面、イオン化しているカルシウムは吸収が良いため、吸収を高めるためにイオン化させて市販されているカルシウムサプリメントもあるので注意が必要です。
善玉カルシウムとは ―沈着せず、骨を元気にするカルシウム
食品に含まれるカルシウムを摂った場合、胃酸で溶け弱イオン化して、吸収されますが、このような食品に含まれる「善玉カルシウム」は、イオン化が弱いカルシウムで、沈着せずに骨に届き元気にしてくれます。約1500万年前のカミオニシキ貝という二枚貝が風化化石化した風化貝が原料のタスカル風化カルシウムは、食品と同じように体に入って沈着せずに骨を元気にするカルシウムです。しかも、一般の食品に含まれるカルシウムに比べ、カルシウムの含有量が大変多く、効率よく摂ることができます。
タスカル風化カルシウムの摂取によって沈着を起こすことなく、骨が元気になることは、長年風化貝カルシウム摂取による骨の変化をレントゲンにより観察、研究している整形外科医福島賢人先生の臨床データでわかっています。 風化貝カルシウム商品案内
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