カルシウムと動脈硬化
動脈硬化が大きな原因となる血管障害の死亡率
動脈硬化が大きな原因となる血管の疾患(心疾患・脳血管疾患・大動脈瘤,解離など)による日本人の死亡原因比率は、平成28年の厚生労働省人口動態統計によると合計すると24.9%、ガンにつぎ2位で、動脈硬化の原因を排除して予防することが大きな課題となっています。
動脈硬化の原因
動脈硬化の主な原因は、脂質などがつくるこぶ(プラーク)だとされてきましたが、近年の研究では、プラーク内にカルシウムが沈着し、血管が石灰化(骨化)することが判っています。この現象は、レントゲンで確認することができることもあります。
カルシウムの骨を造る以外の大切な働き
カルシウムは骨を造る大切な栄養素ですが、それ以外にも人の命を保つための重要な働きをしています。例えばカルシウムが細胞に入って収縮、出て弛緩する働きがあり、心臓の筋肉(心筋)細胞に入ると収縮、出ると弛緩をしていて、その働きによって心臓は鼓動を打つことができるのです。このような働きがあるためカルシウムは命のみなもとと言われています。
カルシウムが不足すると…
このように命を保つために重要な働きをしていますので、カルシウム摂取が不足すると生命維持のためにカルシウムの貯蔵庫である骨からカルシウムを溶かし出して使います。しかし、過剰に溶け出してしまうため、細胞などの組織内に必要以上に存在するようになります。(カルシウムパラドックス現象)
この骨から溶け出したカルシウムは色々な部位に沈着しやすい「悪玉カルシウム」なのです。血管壁細胞に過剰にカルシウムが入り込むと、柔軟性が低下し、長い間に硬化、石灰化して破れやすくなったり、狭くなってしまいます。心臓の冠動脈や脳血管がこのような状態になると、心筋梗塞、脳出血、脳梗塞などを引き起こしやすくなります。善玉カルシウム・悪玉カルシウム
カルシウムを多く含んだ食品を積極的に摂りましょう
カルシウム不足を解消するには、カルシウムを多く含んだ小松菜などの黄緑色野菜、ひじきなどの海藻類、ちりめんじゃこなどの小魚類などの食品を積極的に摂ることがまず大切です。しかし、厚生労働省の栄養調査ではカルシウムは足らない栄養素として指摘されています。さらに、便利でおいしく日常的に摂る機会の多い加工食品やインスタント食品、スナック菓子などにはリン酸が多く含まれており、リン酸はカルシウムを体外に排泄する作用があるため、カルシウム不足はますます深刻な状況になっています。
このような中で、効率よくカルシウムを摂取するためにカルシウムサプリメントが多くありますが、細胞に過剰に入り込んでしまったり色々な部位に沈着したりすることのない良質のカルシウムを摂りましょう。北海道八雲町で採掘される風化貝化石を原料にした風化貝カルシウムは良質のカルシウムとして長年に渡る実績があります。風化貝カルシウム商品ページはこちら
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