股関節の痛みとカルシウム

股関節のしくみ
股関節は、大腿骨骨頭(太ももの骨の頭の丸い部分)と骨盤の臼蓋(臼のような受け皿)が接している関節ですが、その接している部分には軟骨組織がクッションの役目をしていて、さらに関節を筋肉が支えています。
股関節痛の原因
痛みの原因としては、変形性股関節症、関節リュウマチ、大腿骨骨頭壊死などがありますが、一番多いのは変形性股関節症と言われています。
変形性股関節症の原因
変形性股関節症は、大腿骨骨頭と臼蓋の軟骨が薄くなったり骨自体がすり減り変形して、神経を圧迫し起こります。特に、大腿骨骨頭の受け皿の臼蓋の発育が悪く、大腿骨の頭を受ける部分が浅い「臼蓋形成不全」の方は、臼蓋の大腿骨骨頭と接する部分が小さいために健康な方に比べ体重の分散ができず、負荷がかかり軟骨や骨がすり減ってしまいます。
カルシウムと骨との関係
カルシウムは体の中の骨に99%、それ以外の血液や細胞などに1%存在していて、元気な骨を造り体を支えたり、血液や細胞では筋肉の収縮、弛緩、刻々と変化する細胞間の情報伝達ほか生命を維持するためのいろいろな働きをしています。(詳しくはカルシウムの働きをご覧下さい)
カルシウム摂取が不足するとカルシウムは生命維持に大切な役目をしているので、カルシウムがたくさん存在する骨からカルシウムを溶かし出して使います。しかし、必要以上に溶け出てしまうため、骨は弱り、細胞や血液には過剰に存在するようになります。(カルシウムパラドックス現象)このため骨は弱ってしまいます。さらにこの骨から溶け出したカルシウムは、食べ物から摂るカルシウムと性質が違い、いろいろなところに沈着、石灰化を起こす悪玉カルシウムなのです。
股関節とカルシウム
カルシウムが不足すると股関節の骨や軟骨でも同じような現象が起こり、
・骨からカルシウムが溶け出し、股関節の骨自体が弱る。
・溶け出したカルシウムが軟骨細胞に入り込み、軟骨が薄く硬化する。(カルシウムが細胞に過剰に入ると細胞は収縮、硬化します)
・溶け出したカルシウムが骨のかどなどに沈着を起こし変形する。
などを引き起こします。この結果変形性股関節症を引き起こします。もちろんカルシウム不足だけが要因ではありませんが、大きな要因の一つになります。
カルシウム摂取を心がけましょう
不足しがちなカルシウム摂取を心がけ、カルシウムを多く含む小松菜などの黄緑色野菜、ひじきなどの海藻類、ちりめんじゃこなどの小魚類を積極的に摂ることが大切です。しかしなかなか摂れないのが、カルシウムです。北海道八雲町で採掘される風化貝化石を原料にした風化貝カルシウムは、効率よく良質なカルシウムを摂ることができるカルシウム補給食品として注目されています。
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