結石とカルシウム

カルシウムを取り過ぎると結石になる?
結石は、いろいろな臓器にできる主にシュウ酸カルシウムやリン酸カルシウムなどの石状のかたまりのことですが、痛みが出て問題になることが多いのは、腎臓~尿管~膀胱~尿道にできる尿路結石です。腎臓にある間は痛みはほとんどありませんが、細い管の尿管へ移ると尿管を刺激して痛みが出るようになります。原因としては、動物性タンパク質の摂り過ぎが言われています。 肉類などの動物性たんぱく質を摂り過ぎると、シュウ酸などが体内に増加します。酸であるシュウ酸はアルカリであるカルシウムと結合しやすく、腸でカルシウムと結びつき便として体外に排出されますが、シュウ酸が多いと腸で排出しきれず尿に多く含まれてきます。そうすると腎臓で尿中のシュウ酸がカルシウムと結合し結石ができ、腎臓から尿管に移動して尿管を詰まらせることになるのです。
このため、動物性たんぱく質の過剰摂取とともにカルシウムをたくさん摂ると結石の原因となると思いがちで、私どもで取り扱っている風化貝カルシウムを摂ると結石ができやすくなるのではないかと質問をお受けすることがありますが、実は摂取カルシウムが不足すると結石ができやすくなるのです。
カルシウム不足が結石の原因に…
摂取カルシウムが不足すると足りない分を骨からカルシウムを溶かし出して補充しますが、過剰に溶け出してしまい細胞・血液に必要以上に存在するようになります。(詳しくはカルシウムパラドックス現象をご覧下さい) また、カルシウムは溶けるとプラスイオン化しますが、この骨から溶け出したカルシウムはイオン化が強く酸と結合、石灰化しやすい悪玉カルシウムで、尿中のシュウ酸などと結合して結石をつくるのです。ですから、普段の食生活でイオン化が弱く穏やかに作用する善玉カルシウムを多く含む小松菜などの黄緑色野菜、ひじきなどの海藻類やちりめんじゃこなどの小魚類を積極的に摂り、カルシウムパラドックス現象を起こさないように心がけることが大切です。
気をつけても摂り切れないのがカルシウムです
しかし、厚生労働省の栄養調査では日本人のカルシウム摂取量は摂取基準を満たしていませんし、便利さや手軽さを求めてカルシウム不足を助長するリン酸などの多い食品を摂りがちな現代の食生活では、なかなかカルシウム不足を解消することは難しい状況です。
効率よく良質な善玉カルシウムを摂ることのできる、風化貝カルシウムのような良質な善玉カルシウムを積極的に摂るとともに、肉類などの動物性タンパク質の量を控え目にする、水分補給を心がけるなどのことも大切です。 北海道八雲産の風化貝カルシウムを原料にしたタスカル風化カルシウムは良質な善玉カルシウムとして実績のあるカルシウム補給食品です。
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MESSAGEゲンサイ代表の原田です

100歳時代を迎えようとしている今、健康寿命と平均寿命の差が問題になっています。誰もが晩年の約10年を人のお世話になる可能性が高いのです。私どもでは、30年に渡る風化カルシウム取り扱いの経験を活かし、皆様の健康で価値ある人生を応援するととともに、健康保険にできるだけ頼らない健全な社会づくりに貢献したいと願っています。
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